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ちいさい秋いろいろ [巷のいのち]

ちいさい秋いろいろ


 


 1120日の投稿「抑留記と究極の泥棒」の最後の方で紹介した後楽園・礫川公園のサトウ・ハチローの「ちいさい秋みつけた」を見た友人から、ラインで写真が送られて来た。ピアノ?と思ったそれは、井の頭公園にある「ちいさい秋みつけた」の歌碑だった。サトウ・ハチローの詩に曲を付けた中田喜直がその昔三鷹に住んでいたとき、井の頭池の畔を散策中に思いついたのがあのメロディーだったことから、2013年にその池の畔に建てられたという。


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 ところで「ちいさい秋」とは果たしてどんな秋だろうか?1114日東京都北区にある六義園(江戸初期の柳沢吉保の下屋敷)をそぞろ歩く途中、笹叢の中に朱く色付いた(はぜ)の落ち葉を見つけて、ふとあの歌の歌詞を思い浮かべた、「むかしの むかしの 風見(かざみ)の鳥の ぼやけたとさかに はぜの葉ひとつ」。・・・そして思った、庭に立つ作り物の鶏のとさかの上にあったのは、きっとこんなハゼノキの落ち葉だったに違いないと。


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 先日、街角のクリーニング屋の傍を通りかかると、鉢植えのモミジが真っ赤に燃えていた。以前春に紹介した「ド根性シクラメン」がコンクリートの割れ目に咲いていた、そのすぐそばだった。


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 その翌日、学童パトロールからの帰り道、とっぷり暮れた中をアパートに急ぐ途中、何かが左頬にかさりと当たって地に落ちた。見ればちいさな秋。これも一期一会、思わずスマホを取り出した。


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2022123日)



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