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ちいさい秋みつけた(アメリカの根源的大罪その2) [巷のいのち]

ちいさい秋みつけた(アメリカの根源的大罪その2)

 一昨日久し振りに六義園(徳川時代江戸2大庭園の一つ)の門を潜ったのは、ちいさい秋が気になったからである。中学の同級生が僕がフェイスブックに投稿したハゼノキの紅葉の写真を見て、コメントで教えてくれた、童謡「ちいさい秋みつけた」の秋がハゼノキの紅葉であることを。その彼が異界へ旅立った3年前の頃から、秋になると(はぜ)の木のことが気に懸かるようになった。

 六義園のハゼノキはざっと十数本、都内の庭園では恐らく最も多いのではないか。一月前に来たときは、そのうちの1本だけ、それも一枝か二枝の僅か二、三葉に紅が差し始めていたのだが、この日はハゼノキ全体の6~7割に秋が進んでいた。

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 先日読んだ『日本よ、(れっき)とした独立国になれ!』には本当に驚かされた。大事なことの筈なのに、我が知識から抜け落ちていたことが続出。例えば、

米英の誤算: 米国政府はそもそも戦う相手を間違えた。ルーズベルトはなぜか共産主義国家に親近感を寄せ、ソ連と組んで日独を攻めたのみならず、中国では毛沢東の中共軍とも通じて、戦後は蒋介石の国府軍を蔑ろにしたため、国共内戦結果、中華民国は台湾に閉じ込められ、本土が人民共和国に支配され今に至る。

日米開戦: 遠い欧州の第1次世界大戦で40万人ものアメリカ兵を失ったアメリカには、再びの第2次大戦には参戦すべきでないという強い世論があったにも拘らず、日本による真珠湾攻撃を受けると一転、リメンバー・パールハーバーとなった。だが真珠湾の12日前に、米国政府が最後通牒(ハル・ノート)を日本に突き付けていたことは議会にも国民にも秘匿されていた。ルーズベルト政府は国民を欺いて日米戦争を産み、ひいては欧州の戦争に参戦したのだった。

大統領の評価: 本書が、ヒトラーのドイツをしてポーランド侵攻に導き、かつ日米戦争を仕組んだ根源的大罪人として断罪するフランクリン・ルーズベルトは、しかしアメリカの歴代大統領の人気投票では未だに、ワシントン、リンカーンと共にトップ・スリーを占めるという。世評は、げに不思議なものだ。

 一昨日の六義園は初めて見る風景だった。そこかしこに見える紅葉は例外なくハゼノキだ。公園全体が秋に燃えるのは半月以上も先のこと、それまでは「ちいさい秋」のひとり舞台。

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2023116日)


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