SSブログ

2023年春爛漫(百万石の桜みち) [巷のいのち]

2023年春爛漫(百万石の桜みち)

 

 折角の花見の季節が雨に祟られ家に籠る中、僅かな晴れ間の322日、石神井川の下流沿いを流れに沿って王子の飛鳥山の麓まで歩いた。石神井川は小平市の花小金井の湧水に源を発し、様々な湧水を集めながら東へ流れ、王子を過ぎて墨田川に流れ入る。二年前の今頃も同じ道をたどり、「百万石の桜みち」というタイトルで紹介させて頂いた。今年も歩き始めたのは板橋区は東端の、石神井川がちょうど中仙道の仲宿を潜るあたり、そこから両岸にずっと桜並木が続く道である。その辺は以前紹介したように、江戸時代、加賀百万石の広大な下屋敷(21万坪)があったところ。加賀一丁目と二丁目のそこは、至るところ加賀を冠する施設が多い(加賀橋、加賀公園、加賀学園、加賀小学校、加賀中学、加賀〇〇マンション・・・。)

 思えば加賀(石川県)は我がふる里の飛騨(岐阜県)からは隣の県だ。確かあれは中学の頃だから今からは65年ほども昔のこと、山仕事の合い間に弁当を食いながら、あれが加賀の白山やと、指差し教えてくれたのは祖父の準一だったか、大叔父の貞夫さんだったか、それがしかし僕にとっては今もなお、石川県をこの目で見た唯一の瞬間となっている。

 IMG20230322132209.jpgIMG20230322132104.jpgIMG20230322132742.jpgIMG20230322132258.jpgIMG20230322132047.jpgIMG20230322132530.jpg

202341日)


nice!(1)  コメント(0)