SSブログ

錦秋 六義園 [巷のいのち]

錦秋 六義園

 

 昨日の投稿で触れたように我が住む都心の北区も秋が進み、江戸二大庭園の一つなる六義園ではハゼノキに代わってモミジが主役に躍り出、赫々と、ただひたすらに赫々と身をくねらせていた。その姿態に当てられたのか、その翌日もまた気が付いたら六義園の門を潜っていた。二日連続は初めて、一つの秋に7回来るのも初めてのことだった。老いた我が記憶装置は殆んど機能しないため、艶やかな姿見掛け次第スマホをかざしたうちの5枚をここで紹介したい。

 IMG20231209112401.jpgIMG20231208153825.jpgIMG20231209113304.jpgIMG20231208151405.jpgIMG20231208150528.jpg

 園内を巡りながら時々はベンチに休み、開いた本はユダヤ人のモルデカイ・モーゼ著(久保田政男訳)「あるユダヤ人の懺悔 日本人に謝りたい」(1979年初版、1999年再版)。のっけからひき込まれた、ぞくぞくするよなことが書いてある。天皇制も、武士道も、義理人情も家族制度も、戦前の日本は比類なき制度を持っていたのに、それらすべてをぶち壊したのは我々ユダヤ人だった、と、次から次へと謝罪の羅列。いい気になって読むうち、44頁あたりではてなと思った、余りにもここちよすぎるではないか?で、本を検めると、原語の題名が見当たらない。ネットで検索しても確たる情報は少ないが、一つだけあった。それによるとモルデカイ・モーゼは翻訳者とされる久保田政男その人のことだと・・・。これだけの情報で判断するのは早計かもしれない。迷いつつも、しかし決めた、明日図書館に返しに行こう。読まれるのを待っている、次の本が気に懸かる。書名は、『寿命が尽きる2年前』。

IMG20231205143835.jpg

 

20231210日)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。