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古代への旅 [巷のいのち]

古代への旅

 快晴の今日の火曜日、また上野の国立科学博物館を訪れ、今度は特別展「恐竜博2023」の会場に入った。去る42日付投稿「再会」で触れた、あの再会の人から頂いた無料観覧券を携えて(常設の博物館は65歳上は無料)。そこは人類誕生の遥か前の、古代の世界。その頃地球を闊歩していた世界各地の大小様々な恐竜の化石がここに集められ、復元像とともに待っていた。親子の見物客が多いが、平日のため子供はすべて就学前の幼児。なのに、爛々と輝く瞳で化石や復元像を見詰め、質問で親を苛めている(ように見える)。末が楽しいのか、恐ろしいのか、親の顔はただ茫洋。

 身体を大きなトゲで覆う大きな鎧竜も怖いが、全長35メートルもある、部屋を丸ごと占有するようなどでかい奴にも魂消た。そして、観覧ルートの終わり近くで、壁一面が大画面のアニメが眼に飛び込む。恐竜同士、食うか食われるかの熾烈な闘い、そこへ迫り来る巨大隕石!・・・・

 太古を出て地上に出ると、そこは春も盛りの上野のお山。うららかな空のもと、道行く人は皆、古代は無論、ウクライナも知らぬげに、ゆるゆる歩を運んでいる。お山の、駅に向かう道筋で青空に向かいそそり立つ高い樹は、暮れには黄色いカードを撒き散らし素っ裸になった銀杏なのか。銀杏なら、2億年前からこの世に生えた最古の植物だから、先祖はあの恐竜たちと同世代になる。しかし、枝先に湧き出した緑は、余りにも初々しいのだった。(2023411日)

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