奥多摩の秋(白丸湖) [関東低山紀行]
奥多摩の秋(白丸湖)
冬場は、シルバー系の有難いお仕事が2時間ほど入る日が多いため、遠出が難しいところ、昨日はたまたまフリーの日、奥多摩に紅葉を観に行くべえと早朝の電車に乗ったものの、どこで降りるか迷った。実は、前夜ネットを覗いたら、奥多摩の紅葉は目当ての山上ははや散り始め、山麓に移りつつあるというではないか。あれこれ迷った末に奥多摩の渓谷を歩こうと決め、青梅線を終点の奥多摩駅で降りた。
奥多摩駅から多摩川上流沿いに古里駅まで「大多摩ウオーキングトレイル」なる遊歩道が西に延びている。車道を小半時歩いた先で多摩川河畔に下り、数馬峡遊歩道を進むと程無く白丸湖遊歩道に至る。白丸湖はダム湖とは言っても、両側を切り立つ山々に挟まれた幅狭い池のような湖だ。鏡のような水面に山が、紅葉が影を落としている。紅葉も黄葉も岸辺を境に上下逆さに繋がっている。幻想的なその景色に、幾度となく足を止めさせられた。
ここに掲げる写真は白丸湖の景色のほんの一部である。旅はこの後、川の流れに沿って鳩ノ巣渓谷に続くが、それについては改めて報告させてほしい。
(2021年11月16日)
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