SSブログ
関東低山紀行 ブログトップ
前の10件 | 次の10件

ユウスゲの道 [関東低山紀行]

ユウスゲの道


 


  ユウスゲ—名前も良いが、あの楚々とした薄い黄色が忘れられない。


  んで、緊急事態宣言下ではあるが、青春18切符を携えて群馬へ向かった。ユウスゲは月見草や待宵草(宵待草)と同じ夜咲く花なので、早朝か夕方でないと見られない。57分発の一番電車を渋川でバスに乗り継ぎ、8時過ぎに伊香保温泉に着く。目の前には長く続く石段。ここから上、365段の左右に温泉旅館等の石段街が連なるが、この時間は人っ子一人見当たらない。


  IMG_0736.jpg         


  ここで8時半の始発バスに乗り継いで榛名山麓の「沼の原」で下車、『ユウスゲの道』に入った、時は9時。


IMG_0739.jpg


  だが、ああ、遅かりし由良之助!ユウスゲは既に店仕舞い。借景に丸っこい榛名富士を飾るユウスゲも、切り立つ相馬山を選んだものも、どれもこれも陽の光に萎えて半ば萎んでいるではないか。


  IMG_0752.jpgIMG_0763.jpg 


 しかし沼の原は海抜1,000m、日蔭とて無いけれど、花を求めて1時間彷徨ううちに、いくつもの高原の花には巡り合えた。写真は順に小鬼百合、釣鐘人参、紅輪花(コウリンカ)、松虫草。


 IMG_0770.jpgIMG_0762.jpgIMG_0774.jpgIMG_0766.jpg 


  見慣れないセミがいた。細い木の幹に取り付いていた。直ぐ傍まで近付いてデジカメを構えてもぴくともしない。刹那の時間を鳴き抜いて、心は既にこの世を離れたのか?そのセミ(だったもの)を後に沼の原を離れ、相馬山の中腹をヤセオネ峠へ向かう。


  IMG_0761.jpg    


  くそ暑いこの日、鎖場のある相馬山に登るのは諦めた。その代わり、相馬山と二つ岳の間を縫って伊香保温泉まで下ろう。去年の秋、初めて歩いた榛名火山爆裂口跡のあの道を。


2021810日)


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

今日の高尾山はつらかった [関東低山紀行]

今日の高尾山はつらかった


 


  「今日の仕事はつらかった、あとは焼酎をあおるだけ」・・・吉幾三が歌う『山谷ブルース』の出だしである。YouTubeで最近出くわしたこの歌を、夜中に時々焼酎を舐めながら聴くと、細胞の一つ一つが震える感じなのだ。山あいの小さな村に生まれ、高校を卒業するまで連綿と細胞を襲った音楽は、ど演歌だった。村の高台に相生座と言う芝居小屋があって、年に何度か芝居が掛かるか映画が上映される日は、高台のスピーカーが朝から流す演歌が山間の村に響き渡った。60年以上経った今もなお耳奥に残っている、鼻にかかったような橋幸夫の、あの『潮来傘(いたこがさ)』が。


 


 【チャンネル哲竹山】 山谷ブルース 作詞作曲 岡林信康 歌 吉幾三 - Bing video


 


  <今日の高尾山もつらかった>。心肺に基礎疾患を抱える我れ、機能低下を少しでも遅らせようと、たまの山歩きで有酸素運動を心掛けているのだが、今は生憎梅雨のさなか、今週の天気予報で雨マークの無い今日こそ梅雨の雲間と思い詰め、一年半ぶりに高尾山へ出かけた。だが、渓流沿いの6号路を登り始めた頃からぽつりぽつりと降り始めたので、右手にストック、左手に傘さして歩く。ただでさえ人の倍近い時間をかけて、喘ぎながら登る我れを、次々と追い抜いて行く人々は何と見よう、てなことは思うまいと自らに言い聞かせつつ、2時間後、最後の急登の部分に差し掛かった頃に漸く雨が上がった(急登の個所はいつの間にか真新しい木の階段に変わっていた)。この間、花も殆ど無く、ただ草木の葉っぱひとりが雨を浴びて青緑色に輝いていた。


IMG_0668.jpg


 IMG_0669.jpgIMG_20210630_122712.jpgIMG_0670.jpg


  頂上付近は霧かモヤに包まれて、富士山どころか展望はゼロ。握り飯食って、早々に稲荷山コースを下ったが、これがとんもないルートだった。尾根道だから水捌けが良かろうと踏んだのが大きな誤算で、進めども進めどもなお水溜りと泥の道。2時間後に下界へ着いた時は、靴は泥だらけ、ズボンの裾もまた跳ね返りに塗れていた。そして何故かふと『山谷ブルース』を連想、「今日の高尾山はつらかった、あとは焼酎をあおるだけ」なんて替え歌を呟いたりしたけれど、今にして思えばとてもラッキーだったのかもしれない。もし一度でも転倒していたら、ただでは済まなかった筈だから。


 IMG_20210630_104829.jpgIMG_0678.jpgIMG_0674.jpgIMG_0676.jpg


 


 


2021630日)



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コアジサイ(奥多摩・日の出山) [関東低山紀行]

コアジサイ(奥多摩・日の出山)

 

  大塚山(920m)を越して御岳神社のある御岳山中腹を巻いて東に進み、2時間後に日の出山(902m)に着いた。山頂に「関東ふれあいのみち」の石柱があった。そうだ、この道はいつか来た道。ここを初めて踏んだのは、ひたすら関東ふれあいのみちを辿っていた頃で、もう14年も前のこと、東京編№6コース『杉の木陰のみち』に沿って上養沢バス停から御嶽駅まで歩き通した。途中ロックガーデンにも寄ったため、10時間の長旅だった。

 IMG_0625.jpg

  その後11年前には、ここから三室山(647m)を経て吉野梅郷に下り、日向和田駅まで歩いたこともあったっけ。しかしあれもこれもすべては前期高齢の時代だった。経年劣化が進んだ後期の今は、できるだけ短いルートで帰ろう、ということで、三室山を避け築瀬(つくぜ)尾根から軍畑(いくさばた)駅を目指すこととした。

 IMG_20210610_133120_BURST001_COVER.jpg

  そして日の出山を下りかけたとたん、コアジサイの群落が始まり、山肌を覆い尽くし、どこまでも続く。ああ、やっと思い出した、コアジサイの虜になったのは、ここだったのだ。

 IMG_0640.jpgIMG_0621.jpgIMG_0630.jpgIMG_0637.jpg

  17時になろうという頃、ようやくJR青梅線の軍畑駅に着いた。朝8時に歩き始めて9時間は、普通の人の標準歩行時間の倍近い。念願のコアジサイにはたっぷり会えたけれど、33,000歩、20㎞は僕には過ぎた旅だった。

2021610日)


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

続・2020年残秋 [関東低山紀行]

続・2020年残秋・落葉拾い(八重山)

 

 能岳を下って登り返して30分後、八重山(531m)の山頂に着いた。賑わう枯れ葉を透かして見る富士は、大きくなった傘雲にまとわれていた。稲荷ずしの残りを平らげて、下山に掛かる。と、登山道に被さるようなカエデの木が眼に飛び込んできた。それは、まるで紅蓮の炎と見紛うばかりの夢芝居。見渡す全山の中でその一本だけが、今年の秋を忘れないでと哭いていた。

IMG_20201206_110334.jpgIMG_20201206_103525.jpgIMG_9752.JPG 

 振り返ると、青空に雲がいくつか湧き出して、その下でさっきまでいた八重山が黄褐色の灌木に包まれていた。下山して麓の道に入った所では、枝先にしがみ付いた葉っぱが午後の陽を浴びて赤く輝いていた。もう一つの、ちいさい秋だった。。

 IMG_20201206_111107.jpgIMG_20201206_121233.jpg

 帰りの車中、人様を警戒しつつ、本を読む。『ウソばっかり!(人間と遺伝子の本当の話)〔竹内久美子〕』。人生の大半を酔って過ごした罰が当たり、世の中は知らぬことで溢れている。ー「赤ちゃんはなぜ可愛いのか」、「なぜイケメンがモテるのか」、「年頃の娘はなぜ父親を嫌うのか」、「O型血液はなぜ梅毒に強いのか、A型はなぜガンに弱いのか」・・・。この著者の本を読もうと思ったのは、産経新聞の「正論」欄で同女史の「種の保存、種の繁栄という幻想」というエッセイに触れ、ショックを受けたからだった。それまでは、種の保存と繁栄こそが生物の目的に違いないと思い込んでいたのに、それを否定されたからだった。

 今日は天気にも恵まれ、久し振りに秋(とき)をたらふく貪り食って人心地がついた。今はともかくコロナと人様に注意して、何とか今年を凌ぎ抜こう、『種』のことは、ひとまず脇に置いといて。

 (2020126日)

  ウソばっかり! - 人間と遺伝子の本当の話 -

もう一つのブログ・古稀庵山旅回想記 https://donbiki.blog.ss-blog.jp/


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

2020年残秋・落葉拾い(能岳) [関東低山紀行]

2020年残秋・落葉拾い(能岳)

 

 師走は進む。まだ息があるので贅沢は言えないが、今年は酷い年だった。山に入れなかったためにツツジも追えず、コアジサイの匂いも嗅げず、山の紅葉も見逃した。せめて落葉拾いぐらいさせてよと、思い切って旅に出た。コロナいや盛る都心を息潜めつつ電車で抜けて、中央線を10か月ぶりに上野原で降りた。駅前のバス乗り場で、いつもの仕切屋・長田さんを探すが見当たらない。運転手さんに訊くと、コロナもあってこの夏に退職されたという。武漢原産コロナは、ついに上野原の名物男までさらってしまったのか。

IMG_9723.JPGIMG_20201206_082107.jpg

 バスを終点の光電製作所前で降り、八重山の奥登山口から山に入る。朝の8時なのに、まだ月が未練気に青空に浮かんでいる。鶴川を挟んだ対岸では、馴染みの要害山がおっぱいを青空に突き出していた。喘ぎ喘ぎ尾根にたどり着いて見渡すと、山並みの上に富士山が顔を出している。頂きの上に雲が浮かんでいる。初めて見る笠富士だった。

IMG_20201206_085805.jpgIMG_9731.JPG

 落葉積もる道を登る。丸裸になった樹々の枝に干からびた朽ち葉が縋り付く林の中に、最後のいのちを振り絞るように橙色に輝く木もあった。

IMG_20201206_111656.jpgIMG_9734.JPG

 能岳(543m)の山頂のベンチに座り、稲荷ずしを食べる。眼下の大月市街と山塊が拡がる彼方に丹沢の山並みが連なり、その奥に聳える富士の上の、傘はいつの間にか横に棚引く白雲に変わっていた。さあ、これから八重山(531m)まで起伏の少ない尾根歩き。2020年の登り納めになるかもしれないこの道を、ゆっくりと踏みしめて行こう。

IMG_20201206_095745.jpg

 (2020126日)

 

もう一つのブログ・古稀庵山旅回想記 https://donbiki.blog.ss-blog.jp/


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

老々二人旅 [関東低山紀行]

老々二人旅

  一日のコロナ感染者が全国(2,592人)、東京(539人)とも過去最多となった1121日、コロナ潜伏中の都心を抜け、裏高尾の小仏から山道に取り付いた。今日はA君との二人旅。友と言えど安心はできぬ。互いの安全のため、ただでさえ歩くのが遅い我は、50100m遅れて登る。山らしい山に登るのは10か月ぶりとあって、大仰に喘ぎながら、それでも何とか景信山(727m)の頂きに立った。天気快晴、青空の下屹立する富士はしかし左斜面に雲を吹き流していた。

IMG_20201121_121128.jpgIMG_20201121_101824.jpg

  景信山から陣馬山(855m)に至る道は、高尾山から延びる関東ふれあいの「鳥のみち」。コロナ渦中にも拘らず行き交う旅人に切れ間がないため、人はみな互いをもしやコロナと警戒しつつ、マスクを付けて行き交っていた。

  陣馬山の山頂は晴れ渡った青空の下、360度の展望が開けていた。右から左へ、単独峰の筑波山、男体山等の日光連山、奥多摩の大岳山、雲取山、雲が取れた富士山、丹沢山塊、そして石老山までが一望のもとだった。

IMG_9721.JPGIMG_9722.JPGIMG_20201121_135247.jpgIMG_20201121_134858.jpg

  陣馬山からは神奈川側へ、一ノ尾根を下って中央線・藤野駅まで歩き通し、観光案内所「ふじのね」で隠れ目的の《陣馬山の梅漬け》(焼酎のお湯割り用)をゲット。A君とは、互いを警戒し合い、恒例の居酒屋反省会をスキップしたまま、別れて来た。

  A君とは、思えば58年の腐れ縁。大学に入った途端、いきなり僕の人生に土足で踏み込んで来た。卒業して世に出たら、同じ会社に入っていて、55歳の時に転職したら、相前後して彼も転職(今度ばかりは会社こそ違っていたが)。まあしかし、彼は言うかもしれないなあ、土足で入って来たのはどっちの方だと。

  A君との二人旅は一年半ぶり。コロナ禍、滅多には歩けないと欲をかいたせいだろうか、25キロの、76歳の老人にはちと過ぎた旅だった。



もう一つのブログ https://donbiki.blog.ss-blog.jp/

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

黄葉筏(もみじいかだ) [関東低山紀行]

黄葉筏(もみじいかだ)


奥多摩へ向かって、旅に出た。去年一昨年も多摩川べりで出遭った、あの絢爛豪華な秋にもう一度会いたくて、コロナ漂う都心を抜けて行った。

  実は、この日はいつもの仲間4が実に9か月ぶりに上野原駅に集合して、紅葉の八重山を歩くはずだった。ところがその直前に、K君(通称「箱根の怪人」)が電動草刈り機で足の甲を切り、5針を縫って、全治一週間の宣告を受けた。ために第117回目望露会の合同ハイクが中止となったので、一人で奥多摩に来た次第。

  奥多摩駅を出て、多摩川に出合い、流れに沿って下流に進む。ところが何んと、渓流沿いの樹々の葉は未だ青黒く、褐色がかったものも無いではないが、記憶の底に沈むあの紅や黄のあだな色はどこにも無い。氷川峡を過ぎ、数馬峡を越え、白丸湖を経て鳩ノ巣渓谷に至ってもスマホをかざすべき姿は杳として見当たらない。てな塩梅でスマホを喜ばす暇も無いままに古里駅に着き、帰途に就いた。

  いや、数えてみれば、昨年も一昨年も奥多摩の渓谷を歩いたのは11月下旬のことだった。自然の営みにとって上旬と下旬ではえらい違いだ。長い座敷牢暮らしが焦らせたのか、仲間の負傷に狼狽えたのか、とんだドジの旅だった。ただ、一つだけ胸に残る景色に出遭った。それは数馬峡橋から眺めた時の渓谷の姿で、黄ばんだ落葉が寄り合って筏のように川面を下る姿。『黄葉筏(もみじいかだ)』とでも名付けたらよいのだろうか、春の桜花の花筏には一度ならず出遭ったが、この筏こそは初めて見る光景だった。

2020119日)

IMG_20201109_111935.jpgIMG_20201109_111914.jpg

 

もう一つのブログ古稀庵山旅回想記) https://donbiki.blog.ss-blog.jp/


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

伊香保・魔の谷オンマ谷 [関東低山紀行]

伊香保・魔の谷オンマ谷(2020年10月30日)

今朝目覚めたら酷い筋肉痛。ために全身を使って立ち上がり、まるでロボットのような格好で一歩二歩と、揺れながらトイレに向かった。昨日、滅多にはできない山歩きと欲こいて、榛名湖から伊香保温泉まで歩いた道が遠過ぎた。7時間、33,000歩、23キロの旅だった。

榛名湖から「昭和天皇行幸の道」に入った。かって登った相馬山が彼方に屹立していた。沼の原の「ユウスゲの道」を抜けて、ヤセオネ峠に登った後、伊香保まではひたすら下るものばかりと思っていたが、とんでもなかった。

IMG_9672.JPGIMG_20201030_115021.jpgIMG_9675.JPG 

ヤセオネ峠から伊香保温泉までは、一路伊香保森林公園の中である。この道は「オンマ谷」ルートと呼ばれ、その語源は「魔の谷」、つまり、そこは榛名カルデラ火山の爆裂口があった所で、僕はその底へ下り、そして登り返して進んだのだった。魔の谷を抜けて「モミジの広場」に至ると、頭上に秋が踊り、足元にも秋がこぼれていた。

IMG_20201030_150726.jpgIMG_20201030_150656.jpg 

9時から歩き始め、伊香保温泉に着いたのは16時。「石段の湯」(410円)に浸かり、8か月ぶりに汚れきった己を浄めた。御殿場の御胎内温泉以来今年2度目の温泉だった。

バスで渋川駅に出たら、予定の電車が熊と接触したために遅れて到着、家に着いたのは夜9時を過ぎていた。たまに座敷牢を離れたせいか、なんだかとても長い一日だったよ。

古稀庵山旅回想記) https://donbiki.blog.ss-blog.jp/


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

続・榛名湖の秋 [関東低山紀行]

続・榛名湖の秋(2020年10月30日

榛名湖西岸を過ぎ東岸に入った所、榛名富士の麓にホテル「ゆうすげ元湯」がある。その対面にある「レークサイドゆうすげ」を覗こうと思った。ハイキングの途次一度ならず湯浴みをした懐かしい旅館だ。玄関に張り紙があった、「3月末をもって閉館しました、これまでのご愛顧・・・」。そうか、錦秋に見とれしばし忘れていた、コロナのことを。

東岸は榛名富士の麓なので、さっき歩いた西岸の上の榛名最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ)に連なる山々を見ながら歩く。こちらは湖畔に沿って榛名山ロープウエイ近くまで遊歩道が延びている。

 

黄紅葉を見ながら湖をほぼ一周したが、去年までと違い滅多には来れない遠い国。7か月に及ぶ座敷牢暮らしで足腰弱ってはいるが、歩いてみようか、ここから山を下って伊香保温泉まで。

IMG_20201030_095908.jpgIMG_9666.JPGIMG_20201030_105206.jpgIMG_20201030_102223.jpgIMG_9671.JPG

もう一つのブログ古稀庵山旅回想記) https://donbiki.blog.ss-blog.jp/

 

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

榛名湖の秋 [関東低山紀行]

榛名湖の秋(2020年10月30日)

御殿場に住む山仲間のK君(通称“怪人“)が群馬の妙義と榛名に遊んだ。ラインで送りつけられてきた写真を座敷牢に座って見ているうちに、居ても立ってもいられなくなった。翌朝57分の一番電車に飛び乗り、4か月ぶりに東京の関所を突破、高崎の始発バスに乗り継いで、9時榛名湖畔に降り立ったら、そこはもう錦秋ど真ん中。

湖畔の草叢を踏みしめ、一年前と同じように時計回りに進む。湖畔の樹々が紅に、黄色に、褐色に、様々な色柄の衣を纏って陽に輝き、風と戯れている。天はブルー、地の湖面もブルー、対岸には天地の狭間に榛名富士がデンと座っている。

 

ここで紹介する写真はすべて榛名湖西岸から観たもので、天地と榛名富士と樹々だけの単純な構図、しかしこれらは実際の風景のごく一部にしか過ぎない。もし神なるものが実際に存在して、ここを見たら何と思うだろう。こっちが本当の天国?まさか、それはないだろう。

IMG_20201030_093127.jpgIMG_9637.JPGIMG_9660.JPGIMG_9639.JPGIMG_9667.JPGIMG_9656.JPG

 

もう一つのブログ古稀庵山旅回想記) https://donbiki.blog.ss-blog.jp/


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感
前の10件 | 次の10件 関東低山紀行 ブログトップ